JUGEMテーマ:今日のこと
うちの両親が所属している老人会の会長という人は、こういっちゃなんですがちょっと能力の低い人で、その代わりというか、バイタリティーだけは豊富です。
それで何が困るかというと、自分の手に余ることを次々思いついては実行に移し、その細かい作業を全部他人に押し付けることです。
その他人というのが集中的にうちの母で、パタの目にはなんで母ばっかり…と思うことを次々引き受けてきます。
母はほかの人もみんなやっている…などといいますが、うちにこもって数日掛けて体力もかなり使って大きなポスターを書いたり、集会があるといちいちすべてのテープ起こしをしたり、何かのイベントがあると下準備に大量の書き物をした挙句、銀皿をみんな持ち帰ってきて洗って干したりするのは一人でやることじゃないと思うのですが。
その会長がまた思いついてしまい、また母は下働きをホイホイ引き受けてきました。
なんだか…地区の子供たちを集めて老人会が主催する集まりがあるらしいのですが、それに参加するのだそうです。
その催し自体は公的なもので、すでに何度もやっている他地区の老人会もあるのだとか。なので、うちの両親が所属している老人会が初めてそのようなことを行うのは、あの会長にしてはもしかして、我慢に我慢を重ねた結果なのかもしれません。
とにかく、なんでも子供たちを招いて軽食を作って一緒に食べて、昔のお話をしよう!という会にしたいようです。
昔のお話というところに会長は重きを置いているようですが、何の準備もしない素人が昔語りをしようとしたところで、「この辺も昔は田んぼがたくさんあったんだよ!」「ふーん」で終わりそうな気がパタは激しくするのですが…。
それに、作る軽食がおにぎりと焼きそばとたこ焼きとお好み焼きだそうで…なんか衛生面からも安全面からもかなり危なっかしい…。
区の人が手伝いという名の監視に来てくれるようですが、子供がやけどをしたりおなかを壊したりしないといいなと思います…。
とにかく、そのメニューのチケットを作ってくれ!と会長はまた気楽にうちの母に言ったようで。
4種類の軽食を40人分ずつ、全部手書きする…と母が言ったのでパタがブチ切れました。そんなの、一人でやる作業じゃないって。
しょうがないから、パタも極力手出しはしたくないのですが、パソコンを使ってお手伝いですわ…。
会長は例によって付箋ぐらいの紙に書いてくれ、なんて気楽なことを言っていたようですが、チケットというからにはちょっとは立派な紙を使いたいというのがうちの母の希望でした。
なのでパタは、A4を8分割して、それらに大きなフォントでメニューを書き、それだけじゃそっけないのでフリー素材のイラストも入れてあげました。いや、パタのすることだから大した技を使ったわけでもなく、文字とイラストがかぶっちゃっているところなんかもあったりして、プロが見たらきっととってもお粗末な出来なんでしょうが、母はイラストが入っているだけで大感激しました。きっとほかの老人会の面々も喜んでくれると思います。
まあ…大したことをしたわけでなく、喜んでもらえればそれでいいんだけれども…これでまた会長が味を占めなければいいなあと、切に思います。
せっかくパタまで協力したんだから、来週のその催し、成功するといいですな。参加人数40人を目標にしているようですが、3人とかになりませんように、お祈りしておきます。